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ハメス・ロドリゲス独占インタビューvol.2 『ハメスに問う、育成時代の考え方』

プレミアリーグ、エバートンに所属する、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス。

彼の左足から繰り出される魔法のようなスルーパス、抜群の戦術眼が成すゲームコントロールは、観客の心を魅了する。

そんなハメスは、幼少期をコロンビアで過ごし、15歳の時にアルゼンチンのクラブに移籍。そこでの活躍が認められ、早々にヨーロッパの名門であるFCポルトに活躍の場を移すと、一気にスターダムにのし上がった。

2014年のブラジルW杯での大ブレイクは、多くのサッカーファンの脳裏に焼き付いていることだろう。

今回はメディアコネクトがハメス・ロドリゲスに、「サッカー選手になるまでの道のり」などについての独占インタビューを行った。

今回は、全2回にわたるインタビューの最終話となります。

▼ハメス・ロドリゲスのプレー集です。こちらからご覧ください。▼

生年月日:1991年7月12日(31歳)
出身地:コロンビア・ククタ
身長:180cm
体重:75kg
在籍チーム:エバートン
ポジション:MF/FW
背番号:16
利き足:左足
経歴:2006-2008 エンビガド/2008-2010 バンフィエルド/2010-2013 ポルト/2013-2014 モナコ/2014-2020レアルマドリード/2017-2019 バイエルン・ミュンヘン(ローン) /2020-2021 エバートン

vol.1はこちらから


-子供たちにサッカーを教えるのは好きですか?子供時代の経験を踏まえて。どなたかが、「一流の選手が子供たちと接する時、いかに彼らのフィーリングを感じられるかを考えなければならない。だから、子供たちのリーダーになるには特別な才能が必要だ」と言ってました。

そうだね。タフなんじゃないかな。
子供たちと接することからも学ぶことができる。

今はネットの時代だから、子供たちは多くのことで、早く結果を出したがる。さらには、自分の憧れの人を調べ、すごく間近に感じてしまう。

それが必ずしもよいこととは限らないから、大人が正しい道に導いてあげなきゃならない。
だから、答えはノーじゃないよね。
将来、子供たちに教えることができたら、素晴らしいことだよ。

-若手選手として、テクニックの面で十分に準備ができるようになるためには、どの年代までの指導が重要だと思いますか?現在は、走り込みやフィジカル面の強化がより重視されていますよね?テクニックを習得するのは、どの年齢までが最も重要と考えますか?次にフィジカル面、その次に戦術面を習得するという感じですか?

テクニックについては、僕は15歳までには身につけた方がいいと思っている。
フィジカルはずっと続けるべきだね。テクニックもそうだけど。シンプルなことさ。

僕はもうすぐ30歳だけど、すべてのことを今も習得中だよ。
昨日も新しいことを学んだし、今日も学ぶ。

子供だろうと大人だろうと、いつだって日々学べることがあるんだ。

でも、確かに子供時代にテクニックを身につけるということはすごく重要なことではあるよね。
パスをひとつ出すにしても、どんな意図でパスを出すかを教えてあげることとか。わかるかな?そういうことをわかりやすく説明してあげるために、子供たちを教えたいと思うんだ。

「君がパスを出すとき、どんな意図で出すんだい?」ってね。

そして、こういうことをすべて教えていく中で、「こういう意図でパスを出します」って僕に向かって答えられるようになって欲しい。

サッカーって簡単に思えるけど、実はタフなスポーツなんだ。本当にタフだよ。

-あなたは、どうやってコンディションを維持していますか?ある選手は、「プレーを続けるために、好きなものを食べたり遊びに行くことを控えている」と言っていました。コンディション維持のために健康的な食生活に気をつかう選手もいます。これらは簡単なことではないですよね?

そうだね。子供の頃は、そんなにプレッシャーを感じることはなかった。

子供の頃は、あまり押し付けず好きなようにさせてあげた方がいい。
放っておいてあげる方がいいんだ。もちろん、何をやるべきかは伝えてね。

子供は食べたいものを食べた方がいい。だって子供なんだから。
突き詰めすぎて、あまりにストイックになりすぎないようにね。
子供なんだから、そんなことで我慢する必要はないよ。

もちろん、進むべき道筋は示してあげればいい。成功するために重要なことをね。
それで十分だよ。

-あなたが若手選手として成長していた頃、一番影響を受けた人は誰でしたか? そしてそれはなぜでしょう?影響を受けた選手や、家族の誰かとか、友人、コーチ・・・

そうだな。僕の子供時代のコーチかな。
彼らからあらゆることを学んだからね。

すべてのことをね。僕のそばにいた人たちから、いつも学んでいたんだ。
僕はいつも、すごく自分の行動に対して興味を持っていた。

いつも彼らに質問していたんだ。
「これはどうして?」「あれはどうして?」「なぜ、あなたはそれをするの?」ってね。「僕がもしこれをしたらどうなるの?」とかね。

自分の行動に興味を持つことはいいことだと思うよ。

-あなたはこうしてプロになり、サッカー界のヒーローになりました。世界にはアフリカ、中国、アジアの人たちのように、我々と異なる言語や文化を持つ人たちがいますが、言葉が通じない異なる文化の子供たちと出会った時、あなたは驚きましたか?たとえば、あなたが日本に行った時の映像を見ましたが、大勢の子供たちが「ハメス!ハメス!ハメス!」と叫んで熱狂的に迎えられていましたね。あれには驚きましたか?

僕はいつも、「子供は嘘をつかない」って言っているんだ。
彼らはより純真で美しい心を持っている。

そういう子供たちから「君にキスやハグしたい!」と言われるのは、僕にとってはすごく光栄なことだよ。子供たちは清らかな心を持っているし、純朴だからね。

子供たちは僕を幸せにしてくれる。

-日本で子供たちと一緒にいた映像は、宣伝活動で日本に行った時でしたよね?

そうだね。あれは確か2015年 だった。

日本に行くけど、たぶん向こうじゃ誰も僕のことを知らないだろう。
どうせ誰も知らないんだから、落ち着いて過ごせるだろうなって考えてたんだ。

ところが、(日本では)外に出られなかった。出られなかったんだ。
でも、サッカーのおかげで僕のことが世界的に知られたのはいいことだと思う。

自分はいいことをしたって言えると思うからね。

▼インタビュー動画はこちら▼

End(お読みいただきありがとうございました。完 )

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