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リシャルリソン独占インタビューvol.1 『スラム街からセレソンへ』

イングランド/プレミアリーグのエバートンに所属するセレソン(ブラジル代表)の次世代エース、リシャルリソン。

強靭なフィジカルと抜群の運動能力を武器に、アクロバティックなプレーでゴールを襲うプレーが特徴のFWだ。

強さと速さ、そしてしなやかさを兼ね備えた動きは、まるでチータのよう。FWと両サイドのウイングも高いレベルでこなすことができ、献身的な守備でチームにも貢献する。

彼は6月6日に行われるキリンチャレンジカップで、日本代表と対戦するブラジル代表のメンバーにも選出された。注目してみて欲しい。

そんなリシャルリソンに、幼少期の思い出や今年開催されるカタールW杯についての意気込みを語ってもらった。

今回は、全2回にわたるインタビューの1回目になります。

【リシャルリソンはどんな選手?】

生年月日:1997年5月10日(24歳)
出身地:ブラジル/エスピリサント州/ノヴァ・ベネチア
身長:184cm
体重:71kg
在籍チーム:エバートン
ポジション:F W
背番号:7
利き足:右足
経歴:2015-2016 アメリカ・ミネイロ/2016-2017 フルミネンセ/2017-2018 ワトフォード/2018- エヴァートン

–ブラジルでの幼少期、サッカー選手として成長していく過程で、何が一番困難だったでしょうか? 一番の挑戦だったことでもいいです。経済的な問題や家族の問題、クラブの問題など……

苦労したのは、家庭内でのことかな。思春期の頃、お母さんに言われたんだ。「仕事をするか、勉強をするかのどちらかよ!」ってね。

僕にはサッカー選手になりたい夢があったから、お母さんに話したよ。「僕はサッカー以外のことをしたくないんだ。他の仕事ではダメなんだ」ってね。

だから、サッカー選手になる夢を追いかけた。そして、その夢を成し遂げたんだ。家庭内ではたくさん問題があったよ。お母さんは、僕が仕事をすることを望んでいたからね。

もしサッカー選手でなかったら、どんな職業についていたのか想像もつかないね。

一つ確かなことは、これまでの決断は正しかったということ。若い頃に出会ってきたサッカー・フットサルのコーチは皆、とても良い指導をしてくれたんだ。

だからこそ、自分の街でしっかりと成長したかったんだ。

–いつ、どのような時に「自分の選んだ道は正しかった」と思いましたか?と言うのも、学校に行くか、仕事をするかの状況がありましたよね? いつ「自分は夢を追いかけるんだ」と決意しましたか?

僕が住んでいた場所は、道を踏み誤った人が多くいるエリアだったんだ。その中でも僕ら家族は、お金持ちの人たちが住んでいる地区の端っこに家を構えていたよ。

だから、僕にとって他の仕事をすることは、思いのほか簡単だったと思う。(※お金持ちが住むエリアのため)けど、僕の近くには、サッカーを続けるためのアドバイスをしてくれる人がいたんだ。

11歳とか13歳の頃だったかな。その頃かな「自分はプロになれるんだ」と考えたね。

その頃からよりハードに練習するようになった。そのことにより、いろいろな問題が引き起こされたんだ。勉強もそうだし、家庭内でも苦しいことがあった。そんな中でも「自分にはできる」と言い聞かせていたよ。

強い意志を持っていたからこそ、ここまで辿り着くことができたんだ。

–ブラジルのスラム街に暮らす人たちへメッセージをお願いします。アルゼンチンにはビジャ・ミセリアというスラム街がありますが、そこに住んでいる人々の中には、いい人なのにチャンスがない人が多くいます。スラム街でのあなたの経験を教えてください

同じような状況さ。カルロス・テベスの住んでいたスラム街でのストーリーと、とても似ていると思う。

僕の友達にも才能を持ったサッカー選手がたくさんいたけど、不幸にも彼らの多くはうまくいかなかった。今彼らは、僕の故郷で働いるし、家族を持っている人も多いね。

プロになるためには、技術だけではなく運の良さも必要だと感じているよ。

–あなたは感情的な人ですか? スラム街の子どもたちにとって、ブラジル代表のユニフォームを着るという夢は、自分のみならず、あなたの家族、そして友達の夢でもありますよね

メダル(コパ・アメリカ2019優勝)を見た瞬間、僕自身とても感情的になったよ。とても美しかったね。セレソン(=ブラジル代表)としてメダルを勝ち取れたことは誇りさ。

子どもの頃からずっと、プロサッカー選手になってブラジル代表まで上り詰めることを夢見てきた。

僕がブラジル代表で成し遂げてきたことには価値があるし、これからも多くのことを達成する自信があるよ。

To Be Continued…(vol.2の投稿は 5/22(日)予定)

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