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アンデル・エレーラ&マルコス・ロホ独占インタビューvol.1 『各国のサポーター事情』

アンデル・エレーラ
プロサッカー選手
生年月日:1989年8月14日(31歳)
出身地:スペイン・ビルバオ
身長:182cm
体重:70kg
在籍チーム:パリ・サンジェルマン
ポジション:F W
背番号:21
利き足:右
経歴:2008-2009 レアル・サラゴサB/2009-2011 レアル・サラゴサ/2011-2014アスレティック・ビルバオ/2014-2019マンチェスター・ユナイテッドFC/2019-2021パリ・サンジェルマン


マルコス・ロホ
プロサッカー選手
生年月日:1990年3月20日(31歳)
出身地:アルゼンチン・ラ・プラタ
身長:187cm
体重:80kg
在籍チーム:ボカ・ジュニアーズ
ポジション:DF
背番号:6
利き足:左足

経歴:2008-2011エストゥディアンテス/2011-2012 スパルタク・モスクワ/2012-2014 スポルティングCP/2014-2021マンチェスター・ユナイテッドFC/2020 エストゥディアンテス(ローン)/ 2021 ボカ・ジュニアーズ

シンプルなパスで攻撃のリズムを作り、豊富な運動量でハードワークをして攻守に貢献する、スペイン人MFのアンデル・エレーラ。
南米選手特有の球際の激しさと、左足から繰り出される正確な短長のパスが武器の、アルゼンチン人DFのマルコス・ロホ。

二人は、2014年から2019年までマンチェスター・ユナイテッドで共にプレーしていた。
現在、アンデル・エレーラはパリ・サンジェルマン、マルコス・ロホはボカジュニアーズでプレーしている。

そんなアンデル・エレーラとマルコス・ロホに、メディアコネクトが独占インタビューを行った。同じスペイン語圏出身の彼らは、ピッチ内外でも共に過ごすことが多かったようだ。

今回は、全2回にわたるインタビューの1回目になります。

【アンデル・エレーラはどんな選手??】

【マルコス・ロホはどんな選手??】

-アンデル(以下エレーラ)、スペインのサラゴザ、バスク地方とイングランドでの生活スタイルの違いはなんですか?

-エレーラ-

そうだな、結局のところ僕はサッカーで生活しているんだけど、スペインとは大きな違いがあるね。スペインではリスペクトがないと言いたいわけじゃないけど、イングランドでは、よりリスペクトされてると感じる。

僕たちはそう感じてるよね。マルコス(ロホ)と僕が一緒に夕食に出かけると・・・君と僕が夕食に出かけた時だって・・・

-ロホ-

そうなんだよな。ある日、オールド・トラフォードで負けた時なんか驚いたよ。スタジアムを出たら、ファンたちからサインを求められたんだから。
負けた後なのに、まるで勝ったかのような経験をしたのは初めてだったよ。負けたっていうのに、なんであんなにはしゃいでいたのか理解できなかった。
ファンたちが「サインちょうだい!」って。
僕は彼らを見て思わず言ったよ。「え、何?」ってね。
もしアルゼンチンで、ボカとかリーベルみたいなビッグクラブだったら、もし負けたりしたらボコボコに叩かれるだろうね。それがアルゼンチンとの違いかな。

-エレーラ-

そう、スペインだってそうさ。スペインはアルゼンチンほど過激じゃないけどね。
でも、サインを求められることなんてないよ(笑)君が頼まれたみたいにね。
すごくスペインっぽい言い方で表現すると、「おい!もっとしっかりやれよ!」「もっとやれるはずだろ!」「次は勝たなきゃダメだ!」って感じだね。でも僕らがイングランドで経験したことは、まさにリスペクトなんだ。
外で夕食をとっていれば、ちゃんと食べ終わるのを待って「写真を撮って欲しい」って頼んでくる。

-ロホ-

ショッピングセンターで僕が子供を抱いてる時には、写真を撮ってくれとは言わないしね。

-エレーラ-

ない、ない、ないよね。

-ロホ-

「写真を撮って」くらいは言われるけど、ゆっくり町を歩けるよね。もし家族と一緒だったら言ってはこないし。

-エレーラ-

この国には、サッカー選手への大きなリスペクトがある。

-ロホ-

スペインでは、地域によって違うのかな?
僕は、えーとどこだっけ?たしかアリカンテでプレーしたことがあるけど・・・

-エレーラ-

スペインは違うよ。スペインだと、南の方はより熱狂的だね。
アルゼンチンと近いものがあるかもしれない。北の方はそれよりかはおとなしいかな。
でも、全体的に言えばスペインのファンはサッカーを愛している。
特に最近は、サッカーに対する社会の理解が深まってきているよ。もっとリスペクトしようってね。

-ロホ-

アルゼンチンは真逆だよ。僕が見るに、状況は悪くなる一方さ。
最近はさらに選手へのリスペクトがなくなっている。
普段の生活でも、人々へのリスペクトがない。毎日の生活の中でもね。

-エレーラ-

わかるよ。

-ロホ-

外に出て車を運転しようものなら・・・本当に危険だよ。
車で道を走ってる人たちも危なかしいんだ。
そういうことが、スタジアムやサポーターの雰囲気にも持ち込まれてると思う。
それがサッカーなんだ。人々は誰のこともリスペクトしてない。

-エレーラ-

いずれにしても、マルコスとは何度か話したけど、彼が言うには、アルゼンチンの社会はこれから、もっとよくなっていかなきゃならない。今はサッカーが人々の不満の吹出口になっていて、それを選手がかぶらなきゃならない。

-2人に生活スタイルが変わったかどうか聞きたいんですが。(エレーラに)ビルバオでの生活はどうでしたか?午前中は練習だったと思いますが、午後は何をしていましたか?趣味はありましたか?家族と過ごしたり、外食したり、友人と会ったり。マルコスにも聞きたいです。アルゼンチンでの生活と、ここでの生活を比べてみてどうですか?

-エレーラ-

そうだね。僕は19歳でサラゴサの選手としてプロになった。
結局はあそこが僕の故郷みたいなものだ。
いろんなことがあったけど、練習しながら大学に遊びに行ってたね。
友達が大学で勉強していたからね。
大学のキャンパスに行って一緒にお茶したり、青春してたよ。

-ロホ-

でも、みんな君のことを知ってたんじゃないの?

-エレーラ-

たしかにね。でも、僕の生活は変わらなかったよ。
僕はサラゴサのトップチームの選手だったんだ、スペインでよく知られたクラブのね。
でも、僕は今までと変わらず生活ができていたよ。そのあとビルバオに行ってね、ビルバオは両親が住んでいるところだけど、そこに友達はいなかった。
そこで僕は新しい生活を・・・プロ選手としての生活をスタートしたんだ。練習をしてまっすぐ家に戻る日々を過ごしていたよ。その時期から、僕の彼女もビルバオに来て一緒に住んでいたんだ。後のマンチェスターにもね。その時は、もうすでに彼女とは家族だったし、娘も1人いたんだ。彼(ロホ)は2人いるんだよね。

▼インタビュー動画はこちら▼

To Be Continued…(vol.2の投稿は5/29(土)予定)

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