ー選手、サポーター、メディア、全てにおいてコロンビアはサッカーの国ですね。
そうだね。おそらく、代表チームには新しい選手が入るだろう。世代交代があるのは当然のことだよ。常に大きな選手の入れ替えがあるんだ。
W杯の後から人々は、コロンビアに対して見る目が変わってきた。ライバルチームやサポーターにいたるまでね。コロンビアの評価は高まっていると思うし、クラブでも選手たちが重要な存在になっているね。そのことも僕たちを成長させてくれている。代表だけではなく、コロンビアのサッカー全体という意味でもね。
ーコロンビアのサッカーが成熟してきたということは、人々の期待もより高まりますよね?
そうだね。成熟しているよ。ブラジルW杯までは、欧州のビッグクラブに所属していて、主役級の活躍をしている選手はわずかだったんだ。
でも今は、一流のキャリアを積み、世界的にも有名な選手が何人もいる。
そうなれば、当然ながら責任も生まれてくる。普段の生活の中でもね。
コロンビアのサッカー全体としても、個々の選手としても責任が求めらるんだ。
ー今のコンディションはどうでしょう?この予選をどう迎えますか?すごく気を使っていますか?それとも、いつも通りにしていますか?あなたは、「自分のベストを出せるよう、可能な限りの準備をする」と言いましたよね?
そうだね。もちろん、準備はしなければならない。できることは全てやるべきだ。
気を使うという意味では、普通にしなければいけないことには気は使うよ。
でも、それ以上のことは・・・何かが起きる時は起きてしまうんだし。そうだろう?
僕には、ブラジルでそれが起きてしまった。ブラジルとの試合の前にね。
ただ日々の準備をしっかりやるだけさ。先のことは読めないからね。
そういう習慣を身に付けないと。それに僕たちは、それぞれクラブチームでの試合もある。クラブチームでベストのパフォーマンスができれば、いい状態でW杯に行けると思う。
ーコロンビアの人たちは自国でブラジルW杯をどのように応援していましたか?あなたは自分の国から彼らに応援されていると感じていましたか?
もちろんだ。コロンビアの人たちは、良いときも悪いときも、いつだって僕らに愛情を注いでくれるし、サポートしてくれる。
ーそれはあなたに何をもたらしますか?プレッシャー?それとも責任感?
強さだよ。強さを与えてくれる。母国でたくさんの人たちが自分を応援してくれ、期待してくれていると感じられることで、ものごとが上手くいくんだ。それは重要なことだよ。
ー苦しい状況にあるとき、チームの性格が表れると思います。中南米の北部の国の特徴として人種の融合がチームの結束を強めている気がします。ブラジル代表はチチ監督が来てから大きく変わりました。
しかし、コロンビア代表の試合を見たことがある人なら、コロンビア代表もすべてがハイレベルにあると言うでしょう。フィジカルの強さ、経験がその要因だと思いますが、選手はピッチではタフですし、個々のテクニックもあります。
また、それ以外の付加価値もありますよね。サッカーの歴史的なチームのいい部分を、あなたたちはすでに備えているのです。
そうだね。付加価値はある。
特徴だったり、個性、難しい状況に置かれた時に、打ち勝つことができる能力だったりね。
いい試合をするためには、このような力がプラスされなければならないんだ。それは重要なものだよ。グループとして何かを成し遂げる時に必要なことでもあり、それがコロンビアを特別な地位に上げ、世界的な主役にしてくれると思う。
だから、僕たちはそれを追求しているし、もっとできると思っている。そうした強さと野心、勝利への執念を持って成長し続けることが重要なんだ。
▼インタビュー動画はこちら▼
To Be Continued...(vol.2の投稿は6/27(日)予定)