――マラドーナさんと実際お会いしてから、1年ほど経ちましたね。
最近、改めて1年前の映像を見て、振り返ってみました。
実際に僕がマラドーナさんと会う前、緊張して息苦しくなるというシーンを映像で見た時に、「もうなかなかあのような感覚を味わうことはできないだろうな」と思いましたね。
あの時の胸の鼓動や緊張感は、1年経った今でも鮮明に覚えていて、「もう一度あのようなゾーンにいけるような経験をしたいな」と、今は感じています。
――マラドーナさんは、サッカーをしてきた人からみると、憧れの存在です。そのような方と一緒に過ごしてみて、どのような気持ちになりましたか?
実際にお会いしたマラドーナさんが、本当に優しくて…。
主観的にみると、目の前にマラドーナさんがいて、幸せ以外の何モノでもなかったですね。
一応、「あわよくば」の気持ちでボールを準備していましたけど、最後に「一緒にボールを蹴ろう」と言ってくれたことの嬉しさや、幸せな感情は忘れられません。「あれ以上の幸せを感じられることはないのかな?」とすら思いますね。
客観的な視点では、あれだけの長い時間、マラドーナさんと会話している映像、グラウンドでボールを蹴るシーンは貴重だと思うので、ぜひ皆さんに見てもらいたいです。
実際に会ってワクワクしていたときの様子を、映像としてきちんとした形で発表することができました。(新型コロナウイルスの蔓延に伴う)「ステイホーム」を呼びかけているという、(皆さんに見てもらうためには)ちょうど良いタイミングだと思います。マラドーナの言葉、仕草一つ一つが魅力的で、ファンの方はみんなが見たいものだと思うので、興味を持ってみてもらえる内容に仕上がっていると思います。
――加藤さんは、この1年をどういう気持ちで過ごしてきましたか?
マラドーナさんと会ったことを記事として取り上げられたり、半年くらいかけて映像の制作や編集に立ち会わせてもらいました。
フワフワした幸せな気持ちに浸ったり、映像をみんなに楽しんでもらいたいというワクワク感を抱いて、この一年間を過ごしました。あっという間に年末を迎え、その後は新型コロナウイルスの騒動があって今に至ります。
――マラドーナさんと会ったことで、加藤さんご自身に変化はありましたか?
「マラドーナさんのことが好きで、尊敬しています。これからもモノマネしていいですか?」と聞いた時に、「もちろん!」と言ってくれて…。
本物のマラドーナさんに会わせていただいて、背中を押してもらったことで自信がついたような気がします。
目や心の強さが変わったように、自分では感じています。マラドーナさんとお会いした後も、僕はイベントやサッカー教室で子供たちと携わらせてもらっていますが、子供たちに「ブレない」言葉を伝えられるようになりました。お会いしたことで一歩前進できて、より上のゾーンに行けた。そんな印象です。
僕自身もあれから、意識を変えたくて、身体を絞っています。もう一度、動けるマラドーナを魅せたいと思ったからです。もう全部が上向きになっていて、自信が湧き出ている状態です。マラドーナさんは、そういう風に(僕に変化を与えてくれた)偉大な存在です。
――今は大変な状況の世の中ではありますが、加藤さんがこれからやるべきことは何だと思いますか?
これからも、マラドーナをやり続けようと思います。そしてマラドーナさんとお会いして夢を叶えられたことを含め、一つのことをやり続ける大切さ。さらには、サッカーやスポーツをやっている子どもたちに対して、スポーツを通じて人と出会う大切さを伝えていきたいという強い想いを持っています。
元々は芸人で「売れたい」と思ってこの世界に入りました。今は、舞台でネタや漫才をやる「芸人」の世界は退き、サッカーを通じて笑顔と楽しさを伝える仕事に携わる「お笑いタレント」だと思っています。
先日、残念ながら、志村けんさんが亡くなられてしまいました。
子供の頃は、「ドリフ」とか「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」を見て育った世代ですし、名前が「カトケン」なので、「一人で二役の重い名前だな」と冗談で言われたこともあって、志村さんには尊敬の想いを抱いています。
志村けんさんが仰っていた、一つのことをやり続ける大切さを、僕もマラドーナを通じて伝えていきたいと思いました。
――加藤さんは、小説家という一面もありますね?
やっぱりサッカー教室とかで、生で(サッカーの楽しさを)伝えて、子供たちの笑顔を見たい、反応がほしいと思ったんです。
(自分の表現を、発信するのなら)それなら、物語を執筆した方が楽しいかなと。
一度、小説家を出させていただいた後も、原稿を書き続けていて。前回は、講談社から依頼をいただいて、サッカー青春物語を思い切って執筆しました。
次作は思い浮かぶ話が色々ありますが、僕のディエゴ・加藤・マラドーナにたどり着くまでのサッカー人生を描こうかなと思っています。
別の高校から編入した後ダブり、サッカーでクビになるなど、紆余曲折が色々ありましたから。自叙伝的な小説を書きたいと思った理由は、子どもたちに色々とスポーツの楽しさを伝える反面、厳しい現実も伝えたいと思ったからです。
最近は、サッカー元日本代表の方々とご一緒させていただく機会が多いですが、プロ選手になるというのはとても大変なことですし、プロ選手になられた方々をとても尊敬しています。
でも、僕がプロになれなかった経験で、子どもたちに伝えられることもあると思っています。
最後の高校サッカー選手権に出られず、大学でサッカーを辞め、25歳で芸人をやるまでの間。今回は、今まで伏せてきた大学時代のことも描きたいなと思います。
僕の場合は、たまたま芸人が見つかりましたけども、プロ選手を目指している学生たちも、プロになれないとわかった瞬間は落ち込むので,落ち込む期間や気持ちの切り替え方などを伝えていきたいなと思っています。
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