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ジャンルイジ・ブッフォン 独占インタビュー 『現役を続けられる大切な3つの“養分”』

2006年ワールドカップでイタリアの優勝に貢献した42歳のベテランGKは、世界中で最も愛されているGKといっても過言ではない。

昨シーズンは、17年にわたってプレーした古巣ユヴェントスへ復帰。正GKヴォイチェフ・シュチェスニーの控えとして公式戦14試合に出場してチームのセリエA9連覇に貢献し、自身にとって10個目のスクデットを手にした。セリエA通算648試合出場を達成し、元ミランDFのパオロ・マルディーニ氏が保持していたセリエA最多出場数を更新した。

今もなお、現役サッカープレイヤーとして情熱を燃やしているブッフォン選手にメディアコネクトが独占インタビューを行った。

この記事は、一話完結となります。

生年月日:1978年1月28日
出身地:カッラーラ
所属:ユベントス
身長:192cm
種目・ポジション:GK
背番号:77

経歴:パルマ(イタリア1995~2001)→ユベントス(イタリア2001~2018)→パリサンジェルマン(フランス2018~2019)→ユベントス(イタリア2019~)


――今もなお、イタリアで現役を続けている源を教えてください。

自分を後押しし、現役を続けようと決めたのは情熱のおかげさ。

2つ目の理由は、体力的に20歳の時と比べて劣っていないと思えたこと。自分のパフォーマンスがそれを示している。3つ目は、まだ感動できること。この3つの理由がある限り自分の中で3つの“養分”と呼んでいるんだけど、現役としてプレーし続けるのが正しい道と思っている。

――よく食べ、練習して健康な生活を送らなければいけないのはもちろんだけど、生まれながらの素質も同じく重要ですか?

おそらく、素質は30歳まではすごく重要な要素だと思う。

でも、その後はそういったこと(健康な生活を送る)も合わせてやっていかないとね。

なぜなら、成熟していくにつれ、自分の持っている幸運を理解し、それにふさわしい犠牲を払うことで初めて成し遂げられると悟るから。食事をしっかりとり、早く寝るなど、たくさんのことが必要になる。

――南米のサッカー選手では誰が好きですか?その理由を教えてください。

南米は多くの偉大な選手を輩出してきた。マラドーナ、ペレ、今ならメッシとかね。本当に選手の宝庫で信じられないような大陸だよ。南米は、僕をいつだって人々に心地よく迎えてくれることが好きだった。

誰もが僕を知っていて、僕を呼び止め、自分の家族のように挨拶してくれる。それは特別なことで素晴らしい気分になったよ。

――サッカー選手を通じて得た、宝物もたくさんあると思いますが。

子供の頃からの夢だったからね。夢を持ちながら毎日を過ごし、目標をひとつずつ達成していくことは本当に素晴らしい。セリエAでプレーする夢のひとつを達成し、その後、代表に選ばれてワールドカップで優勝した。そしてキャプテンにもなることができた。思うに、 多くのチームメートと同じように僕の人生はすばらしいし、二度とない。最後まで続く限り、生きる価値がある人生だと思うし、この幸運を与えてくれた人たちに感謝する最高の方法だと思う。

――引退する日が訪れた時、「みんな、もうやり残したことはない。さよなら」と伝える感じですか? それとも、一抹の寂しさを感じつつ決断されますか?

僕は直感的な人間だ。だから、引退の決断をするのは前日で、その翌日には発表するだろうね。
それが、悲哀を感じさせることなく、歓声の中で見送られる最高の方法だと思う。引退する時が来たら、「もう十分だ」って宣言するよ。

▼インタビュー動画はこちら▼

End(お読みいただきありがとうございました。完 次回投稿は11/15(日)予定)


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