――コロナ禍の大変なシーズンで元日の天皇杯決勝までプレーされました。渡邉千真選手にとってプロ初のタイトルまであと一歩でしたが悔しさもひとしおだったのではないですか。
僕にとってはガンバでの最後の試合でしたし、本当にタイトルを獲りたかったので何とかチームの力になりたかったんですけど非常に残念でした。僕はプロになってから決勝で試合をするのも初めてだったのでああいう舞台に立てて、元日までどのチームよりもガンバとフロンターレがサッカーを出来たのでそういう幸せを噛み締めましたけど、ただあと一歩のところで負けたのは悔しかったですね。
――ご自身のツイッターで12月31日には「今年は人と人との繋がりをより強く感じる年になりました」とツイートされました。コロナ禍でサッカー選手として改めて感じたものも大きかったのではないですか。
昨年は新型コロナの影響で誰もが苦しい思いをしたと思いますし、難しいシーズンでした。本当に自分一人ではなくて、周りで支えてくれている方、応援してくれる方など関わってくれる方のお陰でシーズンを乗り切れたと思っていますし、改めて人の繋がりを感じました。そういう支えてくれる方、応援してくれる方のためにも自分が頑張る姿とか、試合に勝つこと、自分がゴールを決めることで喜んでもらいたいという思いもありましたし、最後天皇杯でタイトルを獲って、喜んでもらいたいという思いで去年はプレーしてきましたね。
――ガンバでは怪我との戦いでした
2019年5月のホームの大分トリニータ戦でせっかく先発できたのに開始20分ぐらいで怪我をしてしまったんです。あの怪我は自分の中でも大きくて2019年は本当に全然、パフォーマンスが良くなかった。怪我も癒えて2020年は頑張るぞ、という思いがあったんですけど、新型コロナの影響で公式戦が中断してしまいました。でも、コンディションを落とさずに自分と向き合ってトレーニングをしていたので自分の状態は悪くなかったと思います。
――ガンバ大阪では昨年、J1リーグで33試合、1187分の出場で6点でしたが、その得点の全てが勝利や引き分けに持ち込む貴重なゴールで、改めて勝負強さを見せましたね。
長い目で昨年を振り返れば途中出場が多かったですし、自分としては悔しい思いを持ちながらやってきましたが、そういう状況でも途中出場のチャンスは必ずあると思っていたんです。コロナ禍による5人交代というレギュレーションも去年はありましたからね。短い出場時間でも結果を残したい、チームに貢献したいという思いでプレーしていましたし、短い時間でも結果を残してチームの勝利や勝ち点に貢献できたのは自分でも嬉しいですし、少ない出場時間でもこうして貢献できるんだな、という思いを感じながらやっていました。
――横浜FCのサポーターも期待していると思いますが、昨年見せたベテランFWらしい勝負強さは年々磨きがかかってきている手応えもありますか。
自分の中ではそういう思いが全然ないんですよ。「よくあの短い時間で決めたな」って思いますし、途中出場で点を決められたことに僕自身もびっくりしているぐらいです。
クロスの入り方やプレースタイルを含めて、何か意識して変えたことは全然ないんですけど、ただ、途中から試合に入った時にはよりゴールが求められています。僕がゴール前で勝負しなければいけないのははっきりしていましたし、そこにいいボールが来てうまく決められました。でも途中出場で点を決めすぎて「スーパーサブ」とか「必殺仕事人」みたいな呼ばれ方をされるのは全然嬉しくないんですよ(笑)。横浜FCでも先発で試合に出ることにはこだわるつもりでいます。
To Be Continued…(vol.2は2021/1/31(日)投稿予定)
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