-今回はあまり期待されていませんし、普通ではない状況下でのコパアメリカですが、この世代がなんらかのタイトルを獲得するという意味ではまたとない機会ですし、重要な大会ですよね?
そうだね。フル代表としてタイトルを獲得するということが重要なことだし、これまでW杯とコパアメリカを戦ってきた代表の多くのメンバーが、フル代表でも一度は何らかのビッグタイトルを獲得するに値するチームだと考えているんだ。
もし可能なら、僕たちがこのコパアメリカでタイトルを獲れたらいいなと思っているよ。僕たちはそのためにできることはすべてやってきたから、おそらくそれにふさわしいと思うし、コパアメリカのトロフィーを掲げられると思う。
-本当にジョークみたいですよね?あんなに優勝の近くまで行って、でもまだ遠いという。
そうだね。僕たちにとっては一日いちにちが大切ではあるけど、いつだってそのことは思い出すよ。これまでのコパアメリカやW杯のことを忘れるなんて不可能だよ。
最悪なのは、僕たちが新たにコパアメリカやW杯を戦うたびに、「あそこまでたどりつくことを期待しているけど、過去に味わったような屈辱はもう味わいたくない」って話さなきゃいけないことだ。
W杯後のコパアメリカで決勝まで進めたところまでは順調だった。
僕たちも「今度こそ優勝する」と信じていた。でも、またしても決勝でそれを成し遂げることができなかった。
次の大会では「今度こそ僕たちが優勝できたら」と思っているし、一度は重要なことを成し遂げたい。それは僕たちだけでなく、毎日、僕たちをサポートし、苦労を共にしてくれる家族や、タイトルを切望しているすべての人たちにとって何より素晴らしいことだからね。
(コパアメリカのグループリーグについて)そうだね。実際に厳しいグループだと思うし、簡単なことは何もない。その中で僕たちはできる限りのことをやるだけだ。
すべては僕たち次第だ。
すべての試合でどう戦うか、どんな状態で何をするのか、監督の指示通りにできるかどうか、すべては僕たち次第だ。一つひとつの試合でベストを尽くすだけだ。誰もが言うように、すべてが簡単にはいかないということは重々承知しているよ。
厳しいグループだと思う。消極的に戦い、勝ちきれずに引き分けの試合が増えれば、グループラウンドで敗退する可能性だってある。
グループラウンドを突破し、目標を達成するために全力を尽くすつもりだよ。
-もしここで優勝できたら、過去の傷も少しは癒すことができるのでは?
そうだね。傷を癒せるかどうかはわからないけど。
W杯で決勝に進みながら敗れたという傷を癒すことはまったく簡単なことではないからね。でも、僕たちがこうしたタイトルにふさわしかった。
何かのタイトルを獲得するのにふさわしかった、ということは証明できると思う。
-ただ、クラブのレベルでいうと、今季はリーグ戦で苦しんでいる選手たちもいますよね。
そうだね。確かに。僕が言いたいのはその・・・
イングランドのサッカーにおいては、なんて言うか。
どんなことも起きうるということなんだ。
僕たちはもうプレミアリーグから離れたところにいるし、彼らはみんなプレーすると思う。(マンCにとってCLは)唯一のチャンスだしね。バルサだって今季はかなり苦しんでいたチームだけど、今はかなり調子を上げてきている。彼らにとっては難しい状況ではあるけど、チームにはクオリティの高い選手たちがそろっているのは事実だ。
クン(アグエロ)は、どんな局面でも相手をかく乱させることができる選手だし、ゴールを生み出すことができるから、やっかいだよ。
僕たちは彼らを十分に警戒しなければならないし、(CL準決勝)ファーストレグがホームゲームなのはなかなか厳しいけど、ベストを尽くすよ。
素晴らしい試合になると思うし、僕たちにとっていい方向に行くよう期待している。
-アンヘル、あなたのいるPSGは今まさにCLのタイトルに近いこところまで来ていますが、あなたはどう見ていますか?
そうだな。簡単ではないよ。CLで優勝するのは難しいと思う。
対戦するすべてのチームを退けて決勝に進むことは決して簡単なことじゃない。
どこもかなりの強豪チームだし、ベスト8から勝ち残るチームはべスト中のベストのチームだけだ。それでも、僕たちがこれまでやってきたとおり1試合1試合を戦っていくだけだし、それぞれの試合で自分ができるベストを尽くすだけだ。
そして、ホームゲームでは相手チームにプレッシャーを感じさせたい。これまでのような結果になればいいと思うし、僕らはここまでいい調子で来ている。
それができているのは、毎試合チームのために全てをささげ、100%の力を出し切れているからだ。今はリーグ戦の残り試合をうまく利用して、来たるべき試合に向けて準備をしなければならない。そのことは、みんなで話し合っている。残りのリーグ戦を戦いながら、CLの試合に向けて完璧な準備をしていくというのは、まさに消耗戦だよ。
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To Be Continued…(vol.2の投稿は5/9(日)予定)