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COLUMN

May.24.2019
運営レポート
勝っても負けても笑える!!ゆるスポーツランド2019
#ゆるスポーツ #ゆるスポーツランド #ダイバーシティ #社会課題 
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5/19(土)、2018年に誕生した複合スポーツエンターテインメント施設「スポル品川大井町」で4回目になるゆるスポーツランドが開催されました。
こちらのイベントは年に一回のゆるスポーツ協会主催のイベントで、毎年多くの方が訪れ、誰もが楽しめる新しいスポーツ「ゆるスポーツ」を体験していただいています。

今年の模様を振り返るとともに、運営責任者として本イベントに携わった私からのレポートをお届けします。

新競技も続々、パワーアップしたスポーツコンテンツ

今年のゆるスポーツランドは23競技が体験できるイベントです。この数は去年の17競技から増えて過去最高となりました。
その中で新しく追加された競技を紹介していきます。

緩急走

緩急走とは、クルマのシートを50年以上開発してきたテイ・エス テックと、ゆるスポーツ協会が共同で開発した座ったまま出来るスポーツ。開発には車イスチャレンジユニット「BEYOND GIRLS」が監修を行い、車イス利用者も参加できるスポーツが完成しました。
今回はその初お披露目。BEYOND GIRLSのメンバーと柔道オリンピック銀メダリストの杉本美香さんが本気で対決する姿は大いに見応えがありました。

500歩サッカー

通常運動量が求められるサッカーを、歩数制限がある競技にしたのが500歩サッカー。走り回るとドンドンゲージが減っていき、500歩を歩き切ってしまうと退場となってしまいます。歩数を回復するためには、動かず休まなければいけません。
知り合いのフットサルに呼ばれて、体力が続かず居心地の悪い経験を感じたことがある人は多いと思います。そのような人でも楽しめるサッカー。それが500歩サッカーなのです。

承認フェンシング

既にテレビでも紹介されて話題になっていた新競技。3人が三つ巴で、相手のユニフォームにある承認欄に、ハンコを剣先につけたサーベルで承認印を押すというもの。アンケートの回答で、楽しかったスポーツとして承認フェンシングをあげてくれた方の理由のコメントに、「近々退職を考えているため…」というものもありました。会社員であれば気が重い書類承認という作業を楽しいスポーツへと昇華しています。

ごしごしTOOTH

親子で楽しめるエリアとして用意されたヨガスタジオで目立っていたのが、新競技「ごしごしTOOTH」です。
歯磨きがイヤな子も、楽しくなって、おうちでやりたくなってくれたらいいなという思いから開発されました。「優しく磨かないと歯が壊れやすい」、「歯の隙間を磨くと、バイキンがとれやすい」という歯磨きのコツも学べます。

せんタグラグビー

二人一組になり、対戦形式で行うスポーツ。相手の洗濯物を奪って、自分の洗濯紐にたくさん取り付けます。洗濯の取り込みは、最初のお手伝いに最適とのことで子どもたちが楽しくお手伝いをするキッカケになってほしいという思いから開発されました。
この競技、大人も本気で熱中します。見応えのある真剣勝負をたくさん見ることが出来ました。

誰もが自分のスポーツを見つけることが出来る

ゆるスポーツランドの特徴は、普段運動をしている人からあまり運動をしていない人、障害を持っている人など様々な人が参加することです。その中で、今年は特に車イス利用者が多く参加されていました。普段、なかなか一緒にスポーツをやることが無い、車イスユーザーと非車イスユーザーが本気で勝負をしたり、協力をして勝利を目指すという姿はまさにダイバーシティ。ゆるスポーツランドでしか見られない光景が広がっていました。

また、普段のスポーツ実施頻度によって人気競技が変わってくるというところもゆるスポーツランドの面白い点です。
普段、スポーツをする人たちは、イモムシラグビー、ハンぎょボール、せんたくテニスなどが人気。普段スポーツをしない人たちには、緩急走、500歩サッカー、ブラックホール卓球などの競技の人気が高かったようです。

たくさん頂いた感想の中でも点字ブロックリレーでのものは特に印象に残りました。「今まで意識しなかった点字ブロックのことが理解できた」、「自分が目が見えない状況になって視覚障害者の方の気持ちがわかった」。

ダイバーシティ教育が様々なところで話題に上がりますが、本当のダイバーシティ理解というのは、自分と違う人達と話し、他者のことを想像出来るようになることから始まると思います。
今回のゆるスポーツランドでは、「知らない人たち同士が話し、笑って、相手のことが少し理解できるようになった」。これが一番の成果ではないかと感じました。

写真:越智貴雄(ごしごしTOOTH、せんタグラグビーを除く)

ゆるスポーツ協会については下記の記事も御覧ください。
ゆるスポーツの4年間を振り返って

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この記事を書いた人
萩原 拓也
■萩原 拓也 1983年生まれ。システム開発会社、スポーツIT会社を経て2018年スポーツマネジメント会社入社。スポーツ専門のシステム開発やコンサルタントをしながら、WEBメディアの編集長として活動している。世界ゆるスポーツ協会事務局長。media CONNECT編集長。
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