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―怪我から復帰して、フェンシングの調子はどうでした?
1年間のリハビリを行った後に復帰したんですけど、今度はコロナで試合も一切なくてしまって。
夏頃から施設が使えるようになって練習が始まり、その後全日本選手権があったのですが、前年に出場していなかった関係で出場権がなかったんです。丸2年ぶりの試合がこの間の3月のハンガリーのワールドカップになりました。
2年も空いてしまったので、緊張やプレッシャーというよりは、楽しむっていう気持ちの方が強くて。 試合がないとどこを目指せばいいのか分からないので。試合が決まってからは、今の実力を確かる機会にもなるので、楽しんで頑張っていました。
―そんな気持ちで臨んでみて、手応えは?
結果はベスト64でした。
出場人数が多くて200人いくかいかないかっていう試合もあるんですけど、その予選を勝ち上がって、本選に進めるのが64人です。そこに行くまでがいつも厳しくて、私も何回も負けていて、なかなか残ることが出来ていなかったのですが、そこに残れたことはすごく自信になりました。
復帰戦でもあったので、意外と通用するなっていうのを感じて、自信も付いたし、試合に出ないと課題が分からないこともあるので、出場できて良かったなと思いました。
―それが3月で、大学を卒業して4月から社会人になるっていう流れですよね。
3月の中旬に遠征に行ったんですけど、帰ってから自宅待機があったり、その間に卒業式があって、もうそこからすぐ入庫式があってという感じでしたね。忙しかったので、学生が終わった感覚がまったくありませんでした。
でも入庫式や研修に参加しているうちにどんどん「社会人になったんだな」っていう実感が湧いてきました。まだ全然分からないことだらけですけど。
―城北信用金庫に入庫したキッカケを教えてください。
私はアスナビで採用してもらったのですが、フェンシングの先輩2人が所属されているのは知っていて、どういう活動なのか、大まかな部分を聞いていたので、元々興味があり入りたいっていうことをお伝えしました。
―どんな部分に興味を持ったのですか?
企業に所属している先輩方は基本的には練習がメインで、あまり競技以外の活動をされていなかったので。
城北の先輩方は週1で出社されたり、自粛期間中はSNSでトレーニングの動画を上げたりなどもされていて。あとは、学校訪問をして、講演会などを行っていると聞いていたので。
せっかく自分がスポーツするのに、結果を出すのが一番ですけど、それ以外のことでも、何かで力になれたらいいなって思ってすごく興味がありました。
―入社されて、もう少しで半年が経ちますが、現在の心境と言いますか。
業務にもだいぶ慣れてきました。
入庫してから、競技に集中できる環境を提供して頂いているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、金庫の方からも沢山応援して頂けるので、期待に応えられるよう、これまで以上に気合を入れて頑張りたいと思います。
早く大きな結果を出して、恩返ししたいです。
―練習のスケジュールは、どんな感じでやっているんですか?
週に1回の半日出勤をするんですけど、それ以外は全部練習っていう感じです。正直、学生時代もそういう生活だったので、あまり変わりはないんですが、大学では単位を取るので必死だったので、結構バタバタしていました。
今はスケジュールが決まっているので調整しやすく、より集中しやすい環境を整えていただいています。
To Be Continued…(vol.4の投稿は10/3(日)予定)
今回のメディアコネクトインタビューは、向江彩伽選手も所属する城北信用金庫・JAC協力のもと取材が実現しました。
JACでは向江選手以外にも、次世代を担う様々なアスリートのサポートを行っています。オリンピックをはじめ、国内・国外問わず、活躍が期待される選手が所属していますので、ぜひともチェックをしてみてください。詳しくは下記HPから。
【JACアスリート支援の取り組み】
当金庫では、安心して競技活動に専念できる環境を選手に提供することで、若い世代の「世界の頂点に向けたチャレンジ」を全面的に応援しております。同時に選手の現役引退後も見据え、業務や地域社会との関わり等の機会を可能な限り提供することで、高い人間性や広い視野を持った社会人として育成したいと考えております。また、平成28年7月より「Johoku Athletes Club」を創設し、チームだからこそできる地域とのコミュニケーションに取り組んでまいりました。(城北信用金庫HPより抜粋)
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