――ユベントスではどんな風に迎えられた?ブッフォンはなんて言ってきた?「こんにちは。僕はロベルトだよ」って挨拶したの?それとも“マキシ”?それとも“トゥク”?
はじめてみんなと会った時は、こう(腕を前に出して)顔だけ動かしただけ(笑)
ちょっと恥ずかしかったからね。なんていうか、実際にそこにいたすべてのモンスターたちを目にして、衝撃を受けたよ。
そうだな、何日かたってようやく慣れたっていうか言葉もわかるようになっていったし、すべてが簡単になっていった。
――多くの人は、もしそんな状況に自分が置かれたとしたら、いろんなことを考えたりするんじゃない?ここを変えなきゃとか、順応しなくちゃとか、なんで彼らは僕を選んだんだろうとか。君は自分を変えず、自分を裏切らず「僕は僕だ」って言い続けることができた?変わることと適応することは別物?
そうだな。そこらへんについては周りのみんなと一緒にやっていけるように適応はしなきゃいけないって言うか、彼らには、リーグ優勝するという目標があったからね。
リーグ優勝するという目標に向けて栄養士までいたし自分のプライベートの時間も決まってたし、規律もあった。
主要なすべてのことはプロフェッショナリズムにつながるんだ。そこから多くのことを学べたと思う。僕がプロフェッショナリズムや栄養学といった多くのことを学んだのはユーベでなんだ。
僕を大きく変えてくれたと思う。
――具体的にはどんなところが変わったの?変わる前と後では何を食べてた?
まあ、そうだね、、、それまでは週に3回肉を食べてたのが週1回になったとか。
チームの栄養士が毎日体重を管理して体脂肪をチェックして
サプリをくれてそれは他のクラブでもやってることだけど、あそこでは毎日やるんだ。
他のクラブでは、やる日もあるしやらない日もあるよね?あそこでは継続的にやるんだ。
――僕たちメディアの人間にとっては、彼らのようなモンスター級の選手たちがいるってことだけで驚きだけど、君はその中にいる。それだけですごいことだよ。彼らはアルゼンチン人やアルゼンチンのサッカーには理解があったかい?たとえば、ポグバは君たちにどう接していた?一緒に切磋琢磨していたって感じ?イタリア人と同じように見ていた?アルゼンチン人がすることを真似したりとか?
そうだね。多くの選手はアルゼンチンのことが好きだったよ。カリスマ性、スタイルなどが彼らを魅了したのかもしれないし、気が合うと思ったのかもね。それは素晴らしいことだったよ。おかげで僕たちもとても気持ちよく過ごせたし、居心地もよかったからね。そのおかげで難なくグループに溶けこむことができた。
他の国からやってきた僕たちにとって、どんな風に受け入れてもらえるかわからなかったから、
選手たちみんなとうまくやっていけたのは素晴らしいことだった。
――他にどんなエピソードがあったか教えてよ。僕たちがもう知っているような話でもいいから。他の選手たちのことでもいいよ。
うーん、なんだろう?いつも聞かれるんだけど、たとえばアルトゥーロ、ビダルについて。
何度か聞かれたことがあるよ。どんなやつかって。いたって普通だよ。
ピッチの上にいるときみたいな狡猾な感じではないし、というか、あれはあくまで彼のプレースタイルであってピッチの外では僕たちと同じ普通のやつだよ。
――ポグバは?彼もクレイジーなやつってイメージだけど。
そうだね。彼はクレイジーで素晴らしい(笑)フレンドリーだしノリのいいやつさ。
さっき言ったけど、プレースタイルはそれぞれ違うから、
彼とぶつかる人もいる。だけど、そういうプレーが彼のやり方なんだ。
彼を責めることはできないよ、彼のプレーはそういうスタイルなんだから。
僕が思うに、彼のことを知らないのなら彼の話しをすべきじゃない。
ピッチを離れたら、ピッチの外では彼はすごくいいやつだし、謙虚な男さ。
みんなの中の1人として一緒に練習しているし、みんなと全く同じことをしている。
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To Be Continued…(vol.5は8/2(日)投稿予定)