――アルゼンチン代表の中での君はどんな感じだい?中にいる時は頑張るだろうけど、外から見ていた時は辛い思いもした?外から代表を見ていた時は辛かったかい?仲間がそこにいたのを見て。アルゼンチン人サポーターはとても情熱的だ。彼らは勇気もくれるが辛辣でもある。
アルゼンチン代表に入れた時はすごく満足な気持ちだった。すべての選手たちの夢だし、すごく素晴らしいことさ。外から代表の試合を見ていた時は、野次るようなコメントも耳にした。
中にいたことがない人たちは、選手たちが苦しんでいること、その時にどんな状況に直面していたかを知らない。だから野次ったりするんだ。
僕自身が代表にいる時は、できるだけ無視して気にしないようにしているし、
代表の中でやりたいと思っていることに集中するようにしている。
――コパ・アメリカの後、レオ(メッシ)が泣いたのを見て心を動かされないことは不可能だった。彼を抱きしめに行かなかったの?サポーターだろうが、記者だろうが、チームメイトだろうが、そうするんじゃない?
そうだね。何より彼だって1人の人間だからね。彼は僕らの仲間であり、たとえ世界一の選手であろうが、人間であることにかわりはない。
もちろん、彼にも感情があるし、僕たちと同じように悔しい思いもする。
僕ら以上に辛いかもしれない。だって、周りは彼のことを一番に責めるからね。
でも、彼をそういう風に見る奴らは本当に最低だ。今年のコパ・アメリカはすべてが真逆になって欲しい。
――チャンスよ、もう一度だね?驚かされたいよね?いい意味でメッシは頑固なやつだから。彼は下を向かないし、落ち着いている。でも、彼は何かを勝ち取りたいんだ。そして君らが彼のそばにいる。君たちは彼に手を貸してあげられると思う。
うん。僕たちは、、、僕たちはいつだって、彼がいい状態でプレーできるようベストを尽くそうとしてるよ。
気持ちよく感じ、満足に思ってもらえるようにね。彼も楽しまなきゃいけないって思うから。
プレッシャーという荷物を背負っていたら楽しむことができないからね。
同じ場所を目指して進んでいこうとすれば、みんなが満足して終われると思うんだ。
――ワールドカップ南米予選は厳しくてタフだよね? プレーオフを含めれば半分以上のチームは出場権を得られるけど、簡単な相手はないよね?
ないね。今では、すべてのチームが本当に拮抗してる。
より集中力を出せて細かい部分でより注意深く戦えるチームが、差をつけられるんだと思う。
南米では別のプレースタイルが求められる。ヨーロッパと同じってわけにはいかない。
だから、しっかり準備しておかなければならない。
――ベネズエラ、ボリビアとのアウェー戦、ボリビアのホーム戦、ベネズエラのホーム戦、いつだって我々(アルゼンチン)は窮地に立たされてきた。1度だけじゃない。ペルー、エクアドルには鉄壁の守備をする選手がいる。コロンビア、チリ、、、勢いのあるチームが過去のコパ・アメリカを制してきた。
さっきも言ったけど、すべての代表の力は極めて拮抗している。ほとんどの選手はヨーロッパでプレーしているし、それによって余計に難しくなる。
でも、僕たちは落ち着いているよ。何をすべきか、自分たちの目標はどこにあるかがわかっているから。
そのおかげですごく落ち着いているし、あとはそれをW杯予選で見せるだけさ。
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To Be Continued…(vol.6は8/9(日)投稿予定)